この記事ではコールセンターバイトについて記載しています。
コールセンターでのアルバイトを検討している方の中には、
未経験でも大丈夫なのかな?
きついと聞くけどそれも本当なのかな?
ビジネススキルがつくとも聞くけど本当なのかな?
と思っていらっしゃる方が多いかもしれません。
今日は現役コールセンターの管理職である私がコールセンターのアルバイトについて詳しく教えていきたいと思います。
この記事を読むことで
・コールセンターの平均的な時給
・未経験でも勤務できるのか?
・働くのに不向きな人
・コールセンターで働くことのメリット
を知ることができます。
目次
コールセンターはこんな仕事をする職場です。
そもそもコールセンターってどんなところ?
コールセンターとは企業の中でお客様の電話対応を専門的に行う部署の事です。
近年はチャットやメールでのお問い合わせもあることから「コンタクトセンター」と呼ばれる企業もあります。
具体的にはお客様からの電話を受けたり、セールスなどの電話を掛けたりする仕事です。
具体的に説明をすると
・スマートフォンが壊れたのでどうしたらいいかお客様センターに電話をする
・家になぜか不用品買取のセールス電話がかかってきた
といった電話の対応をするのがコールセンターです。
コールセンターの業務の種類
コールセンター業務は大きく分けて、インバウンド(電話を受ける方)とアウトバウンド(電話を掛ける方)があります。
インバウンドはお客様からかかってきた電話を受ける業務のことを指します。
具体的には通販の受注窓口やライフライン(電気・ガス・水道)の契約などを行います。
求人に「テレオペ」や「テレフォンオペレーター」という表記があるとインバウンド業務になります。
アウトバウンドはお客様へ電話を掛ける業務のことを指します。
具体的にはクレジットカードの料金支払い督促や通販会社のお得なキャンペーン案内をお客様へ案内するために電話を自分から行います。
求人に「テレマ」や「テレホンマーケティング」という表記があるとアウトバウンド業務になります。
コールセンターの時給は平均より高め。頑張れば頑張るほど収入が上がる職場です。
専門的な知識が必要になるため平均しても高時給設定な職場です。
コールセンターの時給は高時給設定となっています。
これは専門的な知識が必要となるためスタートから高時給設定となっているからです。
平均的な時給は以下の通りになります。
パート・アルバイト | 1038円 |
派遣社員 | 1267円 |
正社員 | 年収368万円 (月給換算31万円) |
アウトバウンド業務にはインセンティブがつき、さらに高収入。
お客様へ電話を掛けるアウトバウンド業務の場合はインセンティブ(特別ボーナス)が発生します。
これはお客様や企業へ電話を掛ける中で一定の契約数や応対数によって企業が設定しているものです。
このインセンティブを手に入れることで時給+αの収入となります。
インセンティブを手に入れることでさらに収入が上がることになるので狙うのもおすすめです。
*深夜稼働のある場合はさらに高時給
24時間受付のコールセンターの場合は深夜、早朝の時間帯はさらに高時給となります。
これは深夜帯や早朝帯に時給+深夜手当がつくからです。
夜型や朝早い方は早朝や深夜勤務に入るとさらに高収入が見込まれます。
コールセンターは未経験からでも研修があるから問題ありません。
PC入力ができれば大丈夫です。
コールセンターは採用率が高く基本的にPC操作ができれば特別なスキルは必要ありません。
一般事務の様に「補充人員募集」といったように1・2名の採用ではなく常に10人以上の採用があります。
特に新規立ち上げの場合は100名以上の採用があるので採用率は非常に高いといえます。
未経験で入社しても研修が充実しているので問題はありません。
実際にコールセンターに採用されたからと言って入社してすぐ「じゃあ電話対応してください」といったような事はありません。
入社後、一定期間の研修があり、電話応対や扱う製品やサービスについての勉強を行うことができます。
もちろん研修終了後も最初は先輩が近くにいてくれているので、困ったときはすぐに対応できるようになっています。
実際に入社する方の元職は様々です。
実際にコールセンターに入社される方はどんな方が多いかというと、基本的にいろいろな職業を以前されていた方が多いです。
元販売員だった方や仕事自体にブランクがあり、久しぶりに働く職場がコールセンターだった方や大学生の方など
様々な方が入社されます。元フリーターだから応募してはいけないなど条件はありませんので安心してください。
気持ちの切り替えが苦手な人は不向きな職業かも知れません。
未経験OKとはいえ不向きな方も結構いらっしゃいます。
ここまで説明するとコールセンターで働きたくなったかも知れません。
でもちょっと待ってください!!!
中には働くのが不向きな方がいらっしゃいます。
以下に具体的に説明したいと思います。
自己主張が強い人
感情移入してしまう人
気持ちの切り替えが苦手な人
新しいことを覚えるのが苦手な人
自分で物事を覚えられない
具体的には上記5点にはなりますが、一番この中でウエイトが大きく占めるのが
気持ちの切り替えが苦手な人
だと思います。
やはり電話での対応だと避けて通れないのがクレーム対応になります。
意思疎通ができなかったり、お客様の要望を叶えられないとなった場合や忙しい時間帯のお電話にお客様のフラストレーションもたまってしまいます。
そんな時にお客様は対応しているあなたに企業へのクレームを言うことになります。
もちろん面と向かって言われているわけではないことを安心して欲しいのですが、気持ちの切り替えがうまくできないとクレーム対応自体がストレスとなります。
もしも、気持ちを切り替えるのがつらいなという時は先輩に話を聞いてもらったり、管理者に対応方法を確認するのもいいかも知れません。
ほかにもあるコールセンターで働くことのメリット
未経験で入ってもある程度の事務スキルはつきます
コールセンターでは電話対応以外に書類整理やデータ入力を行います。
データ入力は(エクセルやワード)を使用したり専用システムを使用します。
また、一部企業では電話対応の後にメール送信なども行います。
データ入力もメール送信もお客様の情報を入力する必要がありますので、ミスは許されません。
慣れるまでは企業によっては先輩がチェックしてくれる企業もあります。
こうした作業を日々行うことで一般的な事務スキルを身に着けることができます。
事務スキルが身につくと、ネクストキャリアの選択肢も増えてくるかと思います。
電話を使う仕事となるためある程度のビジネス敬語が身につく
PCのビジネススキルは電話対応後の処理で身に付きますが、電話対応では一般的なビジネス敬語が身に付きます。
お客様の対応で友達と話す言葉で対応していると目上の方の場合は激高され、クレームに発展します。
研修でも、言葉遣いについては研修で説明されますが、日々の対応をしていく中で目上の人に対する対応の仕方が身に付きます。
企業によっては応対品質がいいと、賞金や商品がもらえることがあったり、お客様からの感謝の声をいただくことが多いと表彰される職場もあります。
こういった商品や、表彰が自身のモチベーションとなります。
服装やシフトが柔軟なので自分らしく働くことができる。
コールセンターは電話でのお仕事となるため、ほかの企業に比べては服装のルールが緩やかです。
もちろんネイルに関しても自由な職場が多いです。
コールセンターに働きに行くために新たに服を買う必要もなく今まで通りの服装で通勤することが可能ですし、
コールセンターに勤務するからネイルを落とさないといけない・・・といったこともありません。
おしゃれをしながら勤務することができる職場です。
またシフトに関しても自由度が高く自分のライフスタイルに合わせたシフト設定が可能になります。
例えば、学校終わりの数時間だけ働く学生さんや、子供さんが学校に行っている間だけ働く主婦の方など
自分の都合に合わせてシフトを柔軟に決めれるのもコールセンターの特徴だと思います。
お薦めのコールセンター求人サイト3選
コールセンター求人の多いサイトを集めてみました。
どのような応募があるのか見て、応募できるものがあれば挑戦してみてください。
企業の直接雇用ページ | 派遣会社のホームページ |
ベルシステム24 (業界では大手) | テンプスタッフ (コールセンター求人数が豊富) |
KDDIエボルバ(auの関連会社) | ウィルオブ・ワーク (コールセンター求人数が国内最大級) |
りらいあコミュニケーションズ (求人案件が豊富) | オープンループパートナーズ (お給料の支払い方法が選べる) |
よくある質問
Q:研修期間はどのくらい?
A:研修期間は平均すると座学2~3週間 実際の対応をしながらの研修が1か月前後くらいです。
Q:最初から一人ですべて作業するの?
A:研修が終わってからも近くには先輩がいているので相談しやすい環境になっています。
Q:困ったときはどうするの?
A:困ったときは管理者や近くにいる先輩が対応方法などを説明してくれます。
まとめ
・コールセンターは頑張れば頑張るほど収入が上がる職場である。
・コールセンターバイトは未経験からでも働くことが可能。
・気持ちの切り替えが難しい人にはしんどい職場かも知れない。
・未経験からでもたくさんのスキルを身に着けることができる。
今回はコールセンターバイトについて詳しく解説しました。
コールセンターアルバイトは大変なこともありますが、きっと勤務することで身につくこと、勉強になることもたくさんあると思います。
ぜひ興味を持った方がいれば勇気をもって踏み込んでみてください。
違った世界が見えるかもしれません。