ナンピンとは？FXで中級者以上を目指すなら必須のトレード手法

[chat face=”fx-girl-question.png” name=”FX初心者” align=”right” border=”none” bg=”red” style=””]ナンピンってなに…？[/chat]

この記事ではFXトレードで中級者以上の人であればよく利用する手法の一つである『ナンピン』について解説します。

ナンピンとは？

ナンピンは漢字だと難平(なんぴん)と書きます。

ナンピンはFXに限らず株などの相場でも使われていて、ある相場が変動した際になるべく損をせずに利益を出す(回復する)手法の1つです。

具体的な方法について説明すると、今損失が出ているポジションに対して、

というやり方をナンピンといいます。

このやり方をすることで、最終的な(トータルでの)利益をプラス、もしくはプラマイゼロ(利益もないけど損失もなし)の状態に持っていける確率が高まります。

文字だけだと伝わりにくいと思いますので、以下の図をご覧ください。

ドル円の取引において、1ドル120円のときに買い注文をおこなったとします(=①)。

しかし相場は予想に反して下落してしまい、1ドル110円まで下がってしまいました(=②)。

このままの状態で仮に損切りをしなかった場合、1ドル120円以上にならないと利益は出ませんよね。

相場は119円までしか復活しない可能性もありますので、このままだと損をする可能性があります。

そこで②の状態にいるときに新たに110円の買い注文をおこないます。

その結果、120円と110円の二つのポジションを持つことになりました。

ということは、1ドルが115円以上(=黄色い線より上)になったタイミングで決済をすると、トータルで利益が出ることになります。

これがナンピンです。

相場はどこまでも上がり続けることもなければ、どこまでも下がり続けることもありません。

資金に余裕さえあれば理論上必ず勝てるというのがナンピンの特徴でもあります。

ただし初心者が裁量トレードでナンピンの手法を使うのは非常に危険です。

ある程度FXに慣れるまではナンピンはしない方が無難です。